2008年07月21日 (月)
「ずずっ・・・。ふぃ~、やっと落ち着いたなぁ」
俺の部屋で麻生の入れてくれたお茶を一気飲みし、二杯目のお茶をすすってようやく落ち着いた俺は、何故麻生が公園に現れたのかを聞いてみた。
俺の部屋に少し早く着いた彼女は、麻婆豆腐に使う豆板醤を忘れていた事に気付き、近所のスーパーに買いに行った帰り道に現場に出くわしたらしい。
あのまま何事も無ければ、俺が帰った後でアパートで合流していた事になるな。
何ともタイミングの悪い話だ。
ちなみに、麻生が自宅で下拵えして持ってきていた料理は、玄関横の洗濯機の中に入れてあった。
「何にせよ、麻生が来てくれたお蔭で助かったぜ。ありがとう」
「い、いいえ~。うわ、照れるなぁ」
照れて赤くなってる麻生は何とも可愛らしかった。
このまま、まったりタイムといきたい所だが、そうもいかんわな。
俺の部屋で麻生の入れてくれたお茶を一気飲みし、二杯目のお茶をすすってようやく落ち着いた俺は、何故麻生が公園に現れたのかを聞いてみた。
俺の部屋に少し早く着いた彼女は、麻婆豆腐に使う豆板醤を忘れていた事に気付き、近所のスーパーに買いに行った帰り道に現場に出くわしたらしい。
あのまま何事も無ければ、俺が帰った後でアパートで合流していた事になるな。
何ともタイミングの悪い話だ。
ちなみに、麻生が自宅で下拵えして持ってきていた料理は、玄関横の洗濯機の中に入れてあった。
「何にせよ、麻生が来てくれたお蔭で助かったぜ。ありがとう」
「い、いいえ~。うわ、照れるなぁ」
照れて赤くなってる麻生は何とも可愛らしかった。
このまま、まったりタイムといきたい所だが、そうもいかんわな。
2008年07月16日 (水)
「ロイド! どうしてここに!?」
金髪娘が鎧野郎に駆け寄った。
これで金髪娘の味方=俺たちの敵確定だ。
金属同士が擦れるギリリ、という音をさせながら、ロイドと呼ばれた鎧野郎が金髪娘に顔を向けた。
「アイシャ、ここまでにする。ジェド様が、呼んでる」
「お父様が!?」
ロイドとやらのたどたどしい言葉に、アイシャと呼ばれた金髪娘は悔しそうに唇を噛んで俯いた。
金髪娘が鎧野郎に駆け寄った。
これで金髪娘の味方=俺たちの敵確定だ。
金属同士が擦れるギリリ、という音をさせながら、ロイドと呼ばれた鎧野郎が金髪娘に顔を向けた。
「アイシャ、ここまでにする。ジェド様が、呼んでる」
「お父様が!?」
ロイドとやらのたどたどしい言葉に、アイシャと呼ばれた金髪娘は悔しそうに唇を噛んで俯いた。
2008年07月12日 (土)
切る、切る、切る。
麻生の姿が消えて離れた場所に再び現れると、それと入れ替わるように空中の目玉たちが切断され、破裂していく。
時には扇子を投げて飛び道具として使い、空いた手で近づいた目玉を鷲掴みにして・・・。
「吽(うん)!」
掛け声と共に握り潰した・・・スゲェ・・・。
手の中で目玉が破裂したのに痛みを感じるそぶりも見せず、麻生は投げた扇子を回収して再び攻撃を仕掛けていく。
白銀の少女も負けてはいない。彼女が動くたび、紅夜叉が千変万化に空を切り裂き、目玉を葬っていく。
麻生の姿が消えて離れた場所に再び現れると、それと入れ替わるように空中の目玉たちが切断され、破裂していく。
時には扇子を投げて飛び道具として使い、空いた手で近づいた目玉を鷲掴みにして・・・。
「吽(うん)!」
掛け声と共に握り潰した・・・スゲェ・・・。
手の中で目玉が破裂したのに痛みを感じるそぶりも見せず、麻生は投げた扇子を回収して再び攻撃を仕掛けていく。
白銀の少女も負けてはいない。彼女が動くたび、紅夜叉が千変万化に空を切り裂き、目玉を葬っていく。
2008年07月07日 (月)
「剣が出ない!? い・・・一体・・・何をしたの!? ゴトウ・コーイチ!!」
金髪娘のヒステリックな叫びは、満足に耳に入らなかった。
俺の右手には、複雑な模様が生き物のように蠢いていた。
文字のようにも見えるそれは、青白い光の線となって手の表面を這い回っている。
何だこりゃ!?
「『干渉と改変の蛇』・・・。それが、改変薬の真の力の一端です」
俺の側にやって来た白銀の少女が静かに言った。
金髪娘のヒステリックな叫びは、満足に耳に入らなかった。
俺の右手には、複雑な模様が生き物のように蠢いていた。
文字のようにも見えるそれは、青白い光の線となって手の表面を這い回っている。
何だこりゃ!?
「『干渉と改変の蛇』・・・。それが、改変薬の真の力の一端です」
俺の側にやって来た白銀の少女が静かに言った。
2008年07月01日 (火)
「ど、どうかしたんですか!? 何の騒ぎ・・・」
「こっちに来るな!」
このやり取りで、金髪娘は麻生が俺の知り合いと見て・・・剣を麻生に向けた!
こいつ、まさか!?
「ふぅん、これはラッキーね。本当はこんな卑怯な事はしたくないけど・・・。ゴトウ・コーイチ! 大人しく秘薬と秘本を渡しなさい! さもないと彼女の顔が大火傷を負うことになるわよ!」
「なっ!? テ、テメェ!」
悪い予感が的中しやがった。
クソ、なりふり構わなくなってきやがったな。
「こっちに来るな!」
このやり取りで、金髪娘は麻生が俺の知り合いと見て・・・剣を麻生に向けた!
こいつ、まさか!?
「ふぅん、これはラッキーね。本当はこんな卑怯な事はしたくないけど・・・。ゴトウ・コーイチ! 大人しく秘薬と秘本を渡しなさい! さもないと彼女の顔が大火傷を負うことになるわよ!」
「なっ!? テ、テメェ!」
悪い予感が的中しやがった。
クソ、なりふり構わなくなってきやがったな。
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