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ハーレム・ドラッグ第二章―3
「それじゃあね、後藤。明日は私の番なんだから忘れないでよ?」
「ああ、分かってるって」

 桐山退場。

「う~~~、残念ですけど、今日のところは大人しく退散しますね、先輩・・・」
「ああ、その時にはまぁ、よろしく」

 麻生退場。

「・・・別に、私は残念に思ってませんし、悔しくなんてありませんから! ふん、私の時は足腰立たなくしてあげるから覚悟しときなさいよ」
「色々と突っ込みたいところだが、まぁ覚悟はしておこう」

 篠宮退場。
テーマ:創作官能小説連載
ジャンル:アダルト
ハーレム・ドラッグ第二章―2
「・・・なぁんだ、ええと桐山さんでしたよね? 本当にご飯作るだけのつもりだったんだ」

 空那が不敵な笑みを浮かべながら言った。
 桐山と他の面々の視線が空那に集まる。
 空那は笑みを浮かべたまま、自分と風那のはいているワンピースの裾を掴んだ。
 ・・・ん、裾?

「私たちは最初からそのつもりだったよ? その証拠に、今日は二人とも勝負下着なんだから!」

 バァっと勢いよくワンピースの裾を持ち上げた!

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ハーレム・ドラッグ第二章―1
『オーケー、相棒。まずは頭を冷やしな。そして今の状況を整理するんだ。パニックになったら負けだぜ』

 ああ、分かってるさジョニー。
 俺だって少しは成長してるんだ。不測の事態に陥った時、慌てるのが一番よくないって事くらい学んでるさ。

『フッ、言うようになったじゃねぇか、ルーキー。いいだろう、お手並み拝見させてもらうぜ』

 ・・・厳しい状況だってのに、つれないね。

『お前を信じてるからさ・・・。やってみな、相棒』

 オーケー、ジョニー。見ててくれ、男の生きざまって奴をな!!

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インターミッション―1 『白銀(しろがね)の守護者』―3
 白銀の髪と瞳を持つ少女は、自分とさほど変わらぬ年齢に見えた。
 だが、その表情からはおよそ感情らしきものを読み取る事ができないほどに無表情であった。

「・・・誰かは知らないけど、ここで調べる事はすべて終わったわ。大人しく帰るから、見逃してくれないかしら?」

 金髪の少女は白銀の瞳を睨みながら、ゆっくりと懐に手を伸ばす。屋敷にいた人間を眠らせた砂を、入っている小箱から一掴みして握った。

「主となる方に危害を加えるかも知れない者を、野放しにする訳にはいきません。ここで死んでもらいましょう」

 淡々とした、冷たい声。
 能面のように動かない氷のような顔と瞳。
 睨み付けている自分の方が、その冷たい視線に絡め取られてくように感じ、少女の背筋に悪寒が走った。

テーマ:創作官能小説連載
ジャンル:アダルト