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ハーレム・ドラッグ―8
「ちょ、ちょっと何よこの子・・・! あなたの知り合い!?」

 篠宮が少し青ざめた顔を俺に向けて聞いてきた。

「・・・俺にこんな物騒な知り合いはいねーよ」
「でもあなたの事、知ってるみたいじゃない!」

 そうだ。
 どうやらこの金髪娘は、運命改変薬の事を知ってやがる。
 話からすると、ご先祖様の関連らしい。
 どういう経緯か分からんが、子孫の俺を突き止めて来たってとこか。

「・・・大人しく渡すなら、手荒な事をするつもりはないわ。薬と本はどこ?」



 よく切れそうな剣を突きつけて、手荒な事をするつもりはないとか言われてもな・・・説得じゃなくて脅迫だ。
 と、ボケた事を考えていて返事をしなかったせいか彼女の機嫌を損ねたようだ。

 金髪娘の眼がすぅっと細まり、全身から威圧するような気が放射される。
 ・・・ヤバイ。
 こいつはマジもんの殺気だ。街の喧嘩でいきまいてるそこらの気性の荒い奴とはレベルが違う。
テーマ:創作官能小説連載
ジャンル:アダルト
ハーレム・ドラッグ―7
 三階の廊下に出ると、また声をかけられた。

「お~? おはよー後藤、百合香。珍しい組み合わせだね」



 すらっとした長身の女だった。
 クラスメイトの桐山さつき(きりやま さつき)だ。
 ・・・今日はよく女に会う日だな。薬の効果か? まさかね。

「偶然だ偶然! 変な勘ぐりすんな!」
「・・・そうよ、いい迷惑だわ」

 後ろの篠宮も抗議の声を上げる。
 こういう時だけは気が合うな。

「あっはっは! 分かってるって、あんたたちは犬猿の仲だからねー」

 カラカラと笑う桐山に苦笑を返す。
テーマ:創作官能小説連載
ジャンル:アダルト
ハーレム・ドラッグ―6
 うぅむ、次のターゲットを誰にするか悩んでるうちに結局学校に着いちまった。
 誰でもモノにできるとなると、かえって思いつかないもんだなぁ。
 靴を履き替えて廊下に出たら、いきなり玲子先生に出くわした。

「あら、後藤君おはよう。今日は早いのね」
「お、おはようがさいまっす!」

 ・・・噛んだ。
 口を押さえてプルプルしてる俺に、先生が心配そうに聞いてくる。

「ちょ、ちょっと大丈夫? 保健室行く?」
「いひゃ、大丈夫っすよ。ぬゎははは」

 笑って誤魔化す。
 だって脳裏に昨日の青い初体験が甦ってきて、股間が危ない事になり始めてるんだから。
 ああ、先生の中の熱と感触とおっぱいの弾力がまざまざと・・・!
テーマ:創作官能小説連載
ジャンル:アダルト
ハーレム・ドラッグ―5
 カーテンの隙間から差し込む朝日が顔を照らし、その眩しさに俺は目を覚ました。
 窓を開けて新鮮な空気を目いっぱい吸い込み、ゆっくりと吐き出した。

 フッ・・・世界が俺を祝福してるぜ。

 とりあえず朝飯は生卵ぶっかけご飯(丼でな)でかっ食らい、少し早めに家を出る事にした。
 道すがら缶コーヒーを買い、飲みながらのんびり登校する。
 当然頭の中は、次のターゲットの選定にかかっている。

「ありゃ? 孝一兄ちゃんだ!」
「あ、孝一お兄ちゃん・・・」

 思考を邪魔した二つの黄色い声は、正面から飛んできた。
テーマ:創作官能小説連載
ジャンル:アダルト
ハーレム・ドラッグ―4
 夢のような放課後の一時が過ぎ、俺は急いで帰宅する事にした。
 理由は一つ、古文書の未解読部分を調べる為だ。
 それにしても・・・至高の一時だった・・・。

 玲子先生が脱・童貞の相手になってくれるなんて、夢のまた夢、天地がひっくり返ってもありえねーと思ってたのに。
 道すがら、俺の顔を見た通行人がビクッとしていた。
 よほどだらしない顔をしていたのだろう。ハッ、今は知ったことか。

 それにしても、気になるのは玲子先生の言葉だ。

『あなたって結構女の子にもてるのよ?』
テーマ:創作官能小説連載
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